【仕事で評価される英語力】TOEICって何?(TOEFL、IELTS、英検も併せて解説)

  • 2020年11月5日
  • 2020年11月5日
  • 英語

就職活動や転職活動、昇進等でも求められることが増えてきた英語力。

なかでも、英語力評価のものさしとして日本でも受験者が増えていっているのが「TOEIC」ですね。

似たような英語のテストとして「英検」や「TOEFL」も聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

外資企業や海外留学の経験者だと「IELTS」というテストを知っている方も多いかもしれません。

この記事では、TOEICをはじめとした各テストの概要と難易度を中心に解説していきます。

早速いってみましょう!!

TOEIC

TOEICとは現在アメリカに本部を置く非営利団体である教育試験サービス(ETS)が主催している英語でのコミュニケーションとビジネス能力を評価するためのテストになります。

TOEICの受験というと、リスニングとリーディングのテストというイメージがある方もいらっしゃると思いますが実は5種類が開催されております。

  • TOEIC Listening & Reading Test (TOEIC L&R):一番受験者が多いタイプ!
  • TOEIC Speaking & Writing Tests (TOEIC S&W):実は話す、書く能力を測る試験もあります
  • TOEIC Speaking Test
  • TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
  • TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

※TOEIC Bridgeは初心者向けのテストとなっており、学生が力試しに受けるなら良いですが、キャリアのために英語を使いたいという場合には受ける意味はほとんどないテストかと思います。

英検のように級が設定されているわけではなく、開催タイミングごとに全受験者が同じテストを受けることとなります。

意外と勘違いされている方が多いのですが、TOEICは一問5点とかで点数割り振りがされているわけではなく受験生全体の相対評価で点数が付けられ、耳にしたことがあるTOEIC〇〇 点といったスコアが出されます。

就職、転職に英語力を求める企業と必要な点数のイメージはこの記事でも触れておりますので参考にしてみてください。

テスト形式

一番メジャーなTOEIC Listening & Reading Test (TOEIC L&R)の場合、

前半リスニング100問、後半リーディング100問で構成されます。

リスニングはイラストを用いた短い問題から始まり、ビジネスシーンを意識した会話形式の問題が出題されます。

リーディングについては、文法問題、語彙問題、広告等の読み取り問題、長文問題という構成になっております。

ただしこちらの構成については、定期的に問題数が変わったり出題傾向が僅かに変更されたりとアップグレードが行われておりますので、TOEICスクールなどですと大学受験解説のように「今回の傾向」「易化・難化」といった解説を公表するところもございます。

TOEFL

TOEFLは、名前が似ているので何となく察しがつくかと思いますがTOEICと同じくETSが主催する英語テストとなります。

英語を母国語としない人々向けに開催されているテストであり、TOEIC R&Lとの大きな違いは

・リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4項目全ての総合テスト

・TOEICがビジネスシーンを意識した問題が多いのに対し、TOOEFLはアカデミックシーンを意識して作られている

ということです。大学の講義や、学問的なディベートの場面を取り上げた問題が多いということです。

スピーキングやライティングが課されるということもありTOEICよりは難易度も敷居も高いテストとなっておりますが、実際の英語力を具体的に示しやすいテストともいえます。英語力に自信がある方はこちらのテストも受けていくことをオススメします。外資企業では、こちらの点数の方を評価するところもございます。

IELTS

日本ではあまり浸透していないIELTS。

しかしイギリスの大学への留学やビザ申請においてはこちらの評価の方がメジャーです。

実はTOEFLよりも受験者が多いテスト。

TOEICよりも圧倒的に難しく、TOEFLよりもさらにアカデミックな内容を問われることが多いテストとなります。

英検

日本主催の英語検定テスト、「英検」

中学や高校でも受験を推奨された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大学進学等々の受験や内申点にも加味されることがある、日本の教育業界では割とメジャーなテストです。

ただし、就活や転職といったキャリア形成においてはほとんど使用されないテストとなりますので仕事関連での受験はTOEIC、TOEFL、IELTSを選びましょう。

英検は級制度で自身の習熟度に合わせてテストのレベルを選べます。

3級以上は、コミュニケーション能力を測るために面接試験が行われます。

まとめ

受験形式や使用用途が大きく異なる英語能力判定テストの数々。

自分にあったテストを見極めて適切に対策していきましょう。

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