休学すると就活に影響する?学費は?(実体験を基に語る)

こんばんは、うしまるです。

休学って印象悪いのかな?
ホントは授業とかサークルだけじゃなくてもっといろんな経験してみたいのに・・・

こういった声に答えていきたいと思います。

私自身「働くとか生きるとかもっと世界を見たい」といった理由で休学しました。
真っ当な社会人の皆様からすると遊びにも見えるような人生のモラトリアム延長戦ですけれども、今そうすることが必要だと思ってしまうとあまり他人の意見は聞かない人間なのでサクッと休学しました。

休学のメリット

1、自分の将来について真剣に向き合える

「自分ってどうゆう人間なのか見つめ直したい」とか
人によっては就活で話せる鉄板エピソードみたいなものをこの期間に作る人もいますよね。
大学での経験を通じてこれは苦手だ

私自身、4年生の時に一度就活をしていたのですが、
ある特定業界の上位10社のみという極端で無謀なことをしました。
しっかりとした業界研究をすれば進める

2、今まであった事ないタイプの人との出会いがある

私は実際に休学期間中にこんな人たちに出会いました。

  • 同じく休学をしている大学生
  • ワーホリで稼いで東南アジアで生活する人
  • 日本の大企業を辞めて夢のために世界のパンを食べまわる人
  • 海外でビジネスを立ち上げる日本人

普通に大学に通っているだけでは接点のない方々との出会いは確実に自分の視野を広げるキッカケになります。

中学受験をして自称進学校みたいなところに通ったり、塾に通ってちゃんと勉強し受験競争を通ってきた人だったりすると、4年で大学を卒業して安定した会社に就職して勤勉な社会人としての役割を全うすることこそ至高であり王道のように刷り込まれます。

結局は今の自分の生き方を他の誰でもなく「自分自身で選択したものだ」と言い切れるかどうかだと思います。

休学のデメリット

一応、デメリットとして挙げられることが多いのが

社会人になるのが遅れる

と言う点ですね。

生涯収入が一年分少なくなるから実は場合によっては1000万以上の損失も!?みたいな話がまことしやかに囁かれているようです。

同い年の人より1年分社会人のスキルが身につくのが遅れると言われることもありますが会社に入って1、2才程度の歳の差は全く関係ないです。
ブラック企業で特に得られるスキルもなく一年使いっ走りにされるよりはトータルでメリットが大きいと思います。

現役で無理矢理Fラン大学に行くよりも

浪人して早慶やマーチに進学した方が結果的に人生の選択肢は広がるのと同じ原理です。

手続

私の場合は、3枚の書類を作成する必要がありました。

  • 休学申請書
  • 来年度のゼミに継続して参加する承認書
  • 奨学金支給の一時休止申請書

休学申請書には学科長面談が必須でした。
といっても休学期間に何をする予定なのか学科長と軽く話し合う程度でしたので世間話と大差ありませんでした。

ゼミの継続申請書は学事から貰った書類にゼミ教授からサインを貰うだけでした。
時間にして僅か3分で完了。

奨学金に関しては、休学中は基本的に振り込まれません。
その期間の生活費は自分で準備する必要があります。

費用

私の場合:5年間の在籍を4年分の学費+6万円で休学できました。
内訳で言うとこんな感じです。

大学1〜3年 約100万円
大学4年 50万(前期) 6万(休学費用)
大学5年 年間50万

最後がなぜ年間50万なのかと言うと私が通っていた大学では残12単位以下で5年生以上になった場合、年間授業料が半額になると言う制度があったからです。

もっと詳しく見ると学生保険や同窓会積立金(確かそんな名前)などのこまごました費用もありましたが大学に支払った金額としては4年でも5年でもおおよそ10万未満の差でした。

参考までに都内の大学の休学関連費用をいくつか挙げておきますね。
大学によっては結構金額がかかるところもあるので自分の大学の制度をしっかりHP等で確認しましょう。

  • 10万円以上

慶應義塾大学
文学部・経済学部・法学部・商学部 25万円
理工学部 27万円
総合政策学部・環境情報学部 33万円
薬学部 35万円
看護医療学部 37万円
医学部 40万円
(在籍基本料+施設設備費)+その他の費用 http://www.gakuji.keio.ac.jp/sfc/pe/3946mc0000022u8x-att/3946mc0000022vc8.pdf

  • 10万円以下
    上智大学6万円(在籍料)+同窓会積立金+学生教育研究災害傷害保険料
    早稲田大学文学部・文化構想学部・法学部・政治経済学部・教育学部・商学部・国際教養学部 5万1500円(在籍料+学生健康増進互助会費)

就活への影響

結論:場合によっては影響します

広告業界や制作業界、WebマーケティングやSIerといったIT系の業界を中心に就活していた人はほとんど聞かれたことはなかったそうです。私も実際に面接を受けた外資コンサルやIT企業では最終面接含め一切聞かれませんでした。

逆に海運、保険、銀行、ゼネコンなど年功序列で旧体制の染み付いた会社は大体最終面接で役員のおっさんがニヤニヤしながら聞いてきました。

最後に

だらだらと何もしなかった休学は就活に影響します。

しかし一年間で自分がしっかり成長できたと胸を張って言えること、そしてどことなくマイナスなイメージを帯びた「休学」を跳ね返せる程プラスのイメージを見せ付けられれば一切関係はございません。

2ヶ月、3ヶ月とまとまった休みがなければできないこともあります。社会人になってから挑戦しようと思うとかなり難しいです。

自分で見て聞いて会って初めて実感が伴うこともあります。
そんな挑戦をしたり、自分と向き合ったり、人生においてその時間は非常に有意義なものになると思います。
このブログに辿り着いた一歩踏み出せず悩む人が休学をフル活用して、自分の人生を飛躍させる「溜め」の期間にできるようになりますように。

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