こんばんは、うしまるです。
就活において何気なく使ってしまいがちだけど、正直面接官の印象悪くなりがちなワードについて解説していきます。
就活が始まると自己分析を行い強みや志望動機を組み上げていくことになるかと思いますが、その内容選定がすでに就活全体の成功率を左右しております。
そんな最初の迷走ポイントであるワード選定について強み編と志望動機編の2つに分けてお話しします。
それでは行ってみましょう。
強み編
1相手の立場に立って考えられる
「相手の立場に立って物事を考えられます」
「相手がどう思ってくれるのか常に考えながら行動できます」
こういった強みを話す就活生、意外と多いです。
社会人として前提というか、社会生活を営む上である程度前提的な能力であり、わざわざアピールする必要はないです。
エピソードの内容を説明する際に、付随的にアピールされるべき内容です。
例えば、「相手がどう感じるのか考えてチームの雰囲気作りに動いた結果、大会で入賞できた」とか「顧客がどう感じるのか考えて交渉した結果、売上が伸びた」とかですね。
また、面接時に面接官とコミュニケーションを取り対話しながら進められていれば自然とアピールできる能力かと思います。
反対に、自分の強みをアピールすることに躍起になって対話ができない人は、「状況を読むことができないんじゃないか」それこそ「相手の立場、受け取り方を考えられない人」と捉えられてしまいます。
この強みは面接時の態度と、アピール内容でさりげなくアピールし、わざわざワードとして使用するのは控えた方が良いでしょう。
2コミュニケーション能力がある
コミュニケーション力もまた就活生には人気のアピールポイントですが、それゆえに面接官としても「またか、、」と思ってしまいます。
そもそも具体的に何を指しているのか分かりづらいです。
酷いものになってくると「たくさんの人達と仲良くなれます!なので私はコミュニケーション能力があります!」レベルの人もいます。
それが悪いとは言いませんが、自分が凄く陽キャで常に飲み会やパーティを開催し人を集められるというのなら企画力や統率力といった趣旨でアピールしましょう。
たくさんの人と仲良くなれるなら、営業として成果を上げられる素質を持っているかもしれません。いっそ、ラインの友達数やすぐに集められる人数を示して、「交流力」・「発信力」がありますとアピールするのも手かと思います。
一口にコミュニケーション力を言わずに、しっかりエピソードと織り交ぜて「私は傾聴力があり、丸々といった経験を通してチームビルディングで大きな成果をだせる強みがあります」という趣旨でアピールするのかによって説得力が全く異なってきますので「具体化」と「説得力」を重視しましょう。
3職人気質・完璧主義
エンジニアやデザイナーといった専門職採用なら優れたアピールポイントだと思います。
しかし、総合職や営業職の採用面接でもこういった強みを話す方がいらっしゃいます。
仕事は常に完成度を求められることばかりでは有りません。チームで成果を上げることが仕事である以上、完成度より期日の方が重要視される場面も少なく有りません。
面接官の新章によっては「完成度を求められて期日までに仕事を上げてこないなんてことが頻発したらどうしよう」と思われマイナスになりかねません。
志望動機編
4やりがいがある仕事がしたい
御社では、やりがいがある仕事ができると信じ志望します
例えば化粧品業界で、流行を先取った商品を開発したい、マーケティングを通して華やかにPRしたいと思っても、配属が経理や人事になることもあり得ます。そしたらそもそも自社商品に関わらないかもしれません。
もしかしたら在庫管理とか流通管理といった仕事を担当することになるかもしれません。思い描いていた華やかさとは遠い納入日の管理のためにエクセルを叩き電話をかけるだけの仕事になるかもしれません。
やりがいが満たされないために仕事に対するモチベーションがなくなってしまう可能性がある人を採用するのは企業にとっても学生にとってもリスク。
「会社が割り当ててくる仕事に私はやりがいを感じます」というのではなく、
「モチベーションを持って自立、自走できる人間です」とアピールしましょう!
5社会貢献がしたい
こちらもNPOや公務員のような社会貢献が存在の主務のような仕事なら良いですが、民間企業の面接ではお勧めしません。
また、これは私自身が「就活で絶対に使わないようにしていたワード」です。
そもそも会社は事業を行い儲けを出すための組織であって、社会貢献をするための組織ではありません。社会貢献をするために企業に志望するのはそもそもお門違いです。
また詐欺集団でもない限り、基本的に企業は社会貢献しております。
ゼネコンであればインフラ事業を通じて人々のライフラインを整える社会貢献、食品会社も「もっと手頃で美味しいものが簡単に食べたい」と思う人々の心を満たしていると考えれば社会貢献でしょう。
でもそれは企業が社会貢献のために事業を興しているからではなく、社会貢献性があることには一定の需要があるからです。
「需要があるからには提供すれば利益が生まれる」
だからこそ事業をおこすのであって、志望動機に社会貢献を掲げるのは説得力0です。
それでも社会貢献性を持ち出すなら、「社会に与えるインパクトが大きい」
もしくはしっかりとホームページや決算報告書を読み「会社としてメイン事業だけでなくSDG経営も心がけているから」等々、別の側面からのアプローチをオススメします。
まとめ
志望動機や強みは就活生が最初に迷走しがちな項目です。
ワード選定ひとつで伝わるものも伝わらず落とされかねません。
逆にアピールすべきワードをしっかり選び、具体化できれば説得力が生まれます。
自分のキャリアのためにもしっかりとチェックしておきましょう。